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真っ白な紙にボールペンで
不正確な円を途切れなく描く。

ぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐる・・・。

やがて描いたものは黒い綿菓子のように見える。
あるいは雨雲。


曇るままか、雨を降らすか。

いずれにせよ、それは不安定な姿。


遅いな、何かあったのだろうか。

気持ちは確かであろうと、事実は不確か。

不確かなものにいくつか仮説を立てても
確かなものが強ければ結局、始まりに戻る。

確かなものが強い限り、幾重にも仮説を立てても
始まりに戻り、堂々巡り。

その堂々巡りは、まるで不正確かな円を途切れなく描き続けるよう。




・・・少し詩的な表現となりましたね。

秋は芸術、読書と文学的な一面もありますから、
こんな表現も時期としては適切なのかもしれませんね。