3月22日「世界水の日」

3月22日は世界水の日です。
1993年に国際連合にて制定されました。
これは水について考えようという日です。
水なんて沢山あると考えたりもするかもしれません、
確かに海水等といった
包括的な意味での水であればそうなのかもしれませんが
これは飲み水といった
生きる上で必要な水の話です。
日本でも水の日というものが8月1日にありますが、
意味合いが少々異なります。
日本での水の使用量が8月が最も高いらしく
(8月は暑いですからね)
少しでも節水をという形で国土交通省
1977年に制定された日だそうです。
その日から1週間は水の週間となります。
これは前年となる1992年にブラジル・リオデジャネイロで開かれた、
俗に言われる地球サミットがきっかけでもあるそうです。
2009年頃にデンマークコペンハーゲンで開かれた
COP15と呼ばれる
地球の環境問題に関する会議が話題となりましたが、
あれもこの年の地球サミットから始まったそうです。
ただ、COP(読み:コップ)というのは
Conference Of the Parties
(読み:カンファレンス・オブ・ザ・パーティーズ)
で締約国会議という意味らしく、
日本語で表すとCOP15は第15回締約国会議となり
何の会議?という話にもなりますし、
同じく地球サミットにて決められた俗に言われる
生物多様性条約締約国会議も
略称はCOPとなっており、
主語のない紛らわしい表現ともなっています。
ちなみに、COP15というのは何だったのかという話ですが、
あれは環境問題でお馴染みの
地球温暖化の原因とされる温室効果ガスを
各国が今後どれだけ減らすかを決めるという話です。
京都議定書という言葉を見覚えがある方もいるかもしれませんが、
それも温室効果ガスの削減の話でして、
1997年日本・京都にて行われた第3回の会議にて決められました。
COP15と呼ばれた会議は
結局ろくに話がまとまわずに終わりました。
温室効果ガスの問題は
政府どうこうより産業も関連した問題なので
そう簡単にどれだけ減らしますなんて言えないんですよ。
当時は日経平均株価1万以下、超円高という
今振り返ると株価と為替が各国で異常な値となった
稀に見る不景気の最中でしたし、
その国の経済の稼ぎ頭となる業種が絡んでいるなら尚更です。
さて、話を戻しますが
日本や先進国では当たり前のように飲み水が手に入りますが、
世界では恵まれている方だそうです。
こういう日がなければ意識するようなこともありません。
ですから、この日は普段使ったり飲んだりする水に対しまして
ありがたいな、と心の内に抱きながら
使うのも意義あることだと思います、という話でした。

「世界水の日」English http://www.unwater.org/worldwaterday/

2014.03.22  【補足】