二十四節気05/24「清明」

2014.04.05(土)あたりが二十四節気において
清明(読み:せいめい)となります。
由来としては、この時期あたりになると天気にもよりますが
気温が徐々に高くなり
暖かい季節となることから桜が咲き
景色的に清々しく明るくなるから清明とされています。

雨により桜が散り、遺憾さもありますが
この雨は秋の雨を秋雨(読み:あきさめ)と読むように
春雨(読み:はるさめ)と呼ばれます。
春分秋分というように
春と秋は対義語のような言葉は多いです)
言葉から食品で麺の春雨を連想する方もいらっしゃるでしょう。
これは連想通りであり
麺の姿が静かで細やかな春の雨のようであるゆえに
命名されたそうです。
ただ、春雨が麺と分類するのが適切かどうか
俺には分かりませんがね。

人によっては春雨で春巻を連想する方も
中にはいらっしゃるかもしれませんね。
これは最初に春の食材を巻いて作られたから春巻らしいです。
(ただ、いろんな説があるのでこれは一説に過ぎませんが
だいたいは春にまつわる説です)
さらに人によっては
春巻きから生春巻きを連想するかもしれません。
ベトナム料理の代表的な品ですが
春巻きに影響されたとされる派生的な料理だそうです。
ベトナムと中国は距離的に近い国ですからね。
(日本の食文化でもそういう料理は結構ありますよ)

ちなみに、英語では
春巻きはSpring roll(読み:スプリング・ロール)
生春巻きはSummer roll(読み:サマー・ロール)であり
天候としての春雨は
Spring rain(読み:スプリング・レイン)
食材としての春雨は
Cellophane noodle(読み:セロハン・ヌードル)だそうです。
セロハンテープのセロハンです。
これはセルロースと呼ばれる物質から作られる
薄く透明な素材でそれに見立てたからだと思います。

連想に連想を重ね清明から遠ざかりましたが、
春と食にまつわる話でした。