今週のお題「アイス」

今回はアイス。
暑い日に食後に息抜きについ頂きたくなるアイスですが、
これはニンジンを野菜と呼ぶように
大まかな表現でして
実際はいろいろな種類があるんです。
アイスは呼び方をかえると
冷菓(読み:れいか)と呼ぶこともでき
その中には氷菓(読み:ひょうか)と分類されるものもあります。
この基準は乳固形分と乳脂肪分の割合で決まります。

まず、乳固形分と乳脂肪分が何かというと
牛乳等の乳での水分を取り除いたものが乳固形分であり
さらにその中にあるのが乳脂肪分となります。
簡潔な式で表すと以下の通りです。
牛乳=水分+乳固形分
乳固形分=乳脂肪分+無脂乳固形分

乳および乳製品の成分規格等に関する省令とという
商品の販売表示にまつわる法律により
呼び名が違いまして
それが乳固形成分、乳脂肪分の割合により
基準に定められています。
(当然、他にも基準はありますけれども)
商品にはキチンと分けて記載されていますので
暇な時にでもご確認ください。
まず、アイスクリーム。
乳固形分が15%以上・乳脂肪分8%以上
割合としては練乳に相当します。

次にアイスミルク。
これは乳固形分が10%以上・乳脂肪分3%以上
割合としては普通の牛乳やヨーグルトに相当します。

さらにラクトアイス
これは乳固形分が3%以上(乳脂肪分での基準はありません)
割合としては低脂肪の牛乳に相当するものです。

そして、それ以下の割合のものを氷菓と呼ぶそうです。

余談ですが、乳脂肪分の割合において
クリームは基準上18%超えるものであり市販されているのは35-50%。
チーズは種類上割合が様々なのですが
だいたい40%以下です(おそらく)
バターは80%以上となります。

ただし、この基準はおくまで主となるアイスの分類であり
例えば練乳入りのかき氷系のアイスの場合、
練乳があるので分類上、アイスクリームとなると思いきや
大まかにはかき氷系なので氷菓となるそうです。

以上、知られざるアイスな世界な話でした。