国立霞ヶ丘陸上競技場な話。

当ブログでは昨年末に東京都内に在る国立霞ヶ丘陸上競技場
2014年の7月に取り壊しになると述べました。
この件につきましては各メディアでもそのように伝えられています。
そして今月はその2014年7月、
この記事を更新する日でいうなら明後日には8月を迎えています。

現状ですが、取り壊しは行われていません。
取り壊し日すら決まらないままの7月末となりました。
先月に取り壊しを行う会社を決める入札
(入札というのはおおまかには
建設業界での工事・建設にまつわる競売といえますね)
があったのですが結局決まらなかったからです。
国立霞ヶ丘陸上競技場の案についても
予算面や建築規模などでいつくか問題点もありまして案として
ハッキリと決まったともいえません。
そもそもは2020年の東京オリンピックの為なのですが、
その東京オリンピックでの予算が膨らんできた為に見直すという話が
現在進められています。

その上で俺としては国立霞ヶ丘陸上競技場
改築ではなく改修でもいいのではなかろうかと考えています。
ですから、新国立霞ヶ丘陸上競技場でなく
国立霞ヶ丘陸上競技場にすべきではないかということです。

日本スポーツ界でとても盛んな競技となっているサッカー。
このサッカーにおいて高校、大学、そして社会人・プロの大会での
勝戦の地として長年扱われており、
競技において極めて歴史的に価値ある場所です。
日本野球界での阪神甲子園球場に匹敵するような場所です。
取り壊しの理由に老朽化という話がありますけれども
国立霞ヶ丘陸上競技場は1958年に建設され
阪神甲子園球場1924年に建設。
歴史的には阪神甲子園球場の方が古いですけれども
取り壊しなんて話は一切ありません。
老朽化という話はもちろんありましたけれども
改修という方法で乗り切りました。
それと同じように国立霞ヶ丘陸上競技場
改修すべきではなかろうかと思います。

国立霞ヶ丘陸上競技場の改築については
歓迎よりも遺憾だったり惜しむ声の方が圧倒的に多いです。
改修になった場合、
国立最蹴章やSAYONARA国立とかは
いったいなんだったんだという意見はあるかもしれません。
(ただ、あれによりいかに歴史的価値のある場所か
再認識されたわけでもあります)
ですが、改築について遺憾だったり惜しむ声の方が多いわけですし
改修反対は少数だと思います。
それに半年以上も前から今年7月としていたのに
ろくに進展がない時点で計画通りいくとはとても思えません。
改修でしたら改築より予算は浮きますし
東京オリンピックまでに確実に準備は整うかと思います。
改築案が挙がった時以上に
国立霞ヶ丘陸上競技場の価値が再認識されたのは明らかです。
歴史的建造物の価値を保つ上でも
予算を浮かせる上でも
東京オリンピックを確実に成功させる上でも
改築より改修の方が賢明かと思います。