「それでも夜は明ける」来週発売
昨年上映された
「それでも夜は明ける(英題:12 years a Slave)」が
来週発売となります。
これは1863年、ソロモン・ノーサップ氏が
自らの黒人奴隷としての12年を記録している
12 years a Slave(読み:トゥエルブ・イヤーズ・ア・スレイブ)
(奴隷としての12年という意味)が原作となっています。
南アフリカでのアパルトヘイトと同じく
かつてアメリカでも、人種差別が起きていました。
それが1861-1865年に黒人奴隷の是非により起きた、南北戦争です。
1860年、人民の人民による人民の為の政治、
という台詞で有名なエイブラハム・リンカーン氏が大統領となり、
後に奴隷解放の父と称えられるように
黒人の奴隷制度に反対の立場を示していました。
アメリカの南部では農業関係が経済の要となっておりまして、
その上での人手として労働力として
黒人奴隷の在り方は経済的な大きな損失になることから
反発する形で合衆国を離脱し
アメリカ連合国を結成して後に内戦へ至りました。
結局、奴隷制度拡大に反対する北部が勝ちましたが
そこからいろいろ物議もありまして
100年程の後のアーサー・キング牧師等による
公民権運動によって公民権法が成立するまでの間には
人種差別の名残りは残ってしまいました。
「風と共に去りぬ」という作品を
聞き覚えのある方もいらっしゃるかもしれませんが
あれも南北戦争が題材となっています。
かつて人の歴史では
人を人として扱わない時代あったわけです。
それを越え先進的で洗練された今がある訳です。
私はこのブログおいて意味のないこと・意味不明なことを
気まぐれに書いたりもしますが
時としてこのような意味深い事も書き残したい。
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