(仮題)ウェアー・イズ・ドルトムント?
世界卓球の今回の開催地となりましたドイツのドルトムント。
ここはドイツ西部に位置する
ノルトライン=ヴェストファーレン州(以下、ノルトライン州)
に在る都市なのですが、
あのルール工業地帯の一部でもあります。
そう、ルール工業地帯といえば、
ドイツ・・・いや、欧州最大の工業地帯。
俺はこの地域に関して中学時代に教わりました、
懐かしいです。
確か、18世紀(1700年代)の後半あたりからイギリスにて
機械による物作りの在り方、
今で言う工業というのが各地で急速に広がる、
産業革命と呼ばれるものが起こり、
主体となる機械の動力源が、石炭となった時代。
ノルトライン州の一部地域では
石炭や多く掘り出されるようになり、
それ以降、その地域はルール炭田と呼ばれました。
炭田(読み:たんでん)というのは
石炭が多く掘り出される地帯の事です。
石油が多く掘り出される地帯を
石という字を省いて油田(読み:ゆでん)
と呼んだりするのと同じですよ。
今でいうなら石油を掘り出してるようなものですからね、
がっぽり稼げますよ。
その上、当時は飛行機も車もない
物を運ぶのに不便だった時代。
ノルトライン州に流れるライン川という大きな川を利用して
石炭や機械で作った商品等を
船で遠方まで運んだそうです。
船というのは多くの物を運ぶという点では
最も長けた乗り物。
数トン、数十トンぐらい物を積んでもスイスイと運べますから
石炭なんて石っころ、チョチョイのチョイっすよ。
こんな好条件なら、そりゃあ栄えますな。
この事もあってなのか現在ドイツは
欧州最大の工業国までのぼりつめました。
今やルール工業地帯はかつてのような活気は
あまりないそうですが、
ドイツが欧州屈指の経済大国となる
礎の一つであった事は変わりないと思います。
学術的な面を持ち合わせたブログにしたいが為に
執筆した今回の記事。
世界卓球が開かれている最中に更新したかったのですが、
間に合わずに今、更新。