1月25日「日本最低気温の日」

1月25日は日本最低気温の日だそうです。
全国的に寒い日という訳ではなく、
1902年に北海道旭川市が-41℃を観測したことにちなんでいます。
ただし、1978年の2月17日に北海道雨竜郡にて-41.2℃が観測されていますが、
気象庁の定めた観測記録として認められなかった為に
今は幻の記録とされています。

対義語のように日本最高気温の日というのもありまして、
それは7月25日となります。
これも山形県山形市にて1933年に40.8℃を観測したことにちなんでいます。
しかし、2007年の8月16日に埼玉県熊谷市岐阜県多治見市にて
40.9℃観測されたので、
今の最高気温の日は8月16日になるのかもしれません。


それにしても、最も寒いのが北海道なのは一理あるんですが
最も暑いのが九州のような南ではないというのは、興味深い結果ですね。
本当に気候的なものなのか、
もしくは観測の環境や温度計等が特集な条件によって
このような結果をもたらしたのか。
正確に記録する上ではとても重要な話ですよ。
誤った記録等があれば研究や解明にも確実に支障をきたしてしまいますから
ね。
自然科学は実験という立証手段があるのできちんと再検証とかすれば
そういうことはほぼないですけど。

ちなみ、日本で温度の目安として使われている
摂氏(読み:せっし)というのは
温度計の改良や
水が氷になる温度である凝固点(読み:ぎょうこてん)
(水だと氷点とも呼びますが)を0とする
温度指標を考案したスウェーデンの学者、
セルシウスさんが由来となっています。
記号の℃はセルリウスさんの英字表記での綴りClsiusの頭文字で、
摂氏は漢字表記の頭文字である摂。
氏は○○さん○○君のような敬称らしいですよ。
摂氏以外に華氏と呼ばれる温度指標もありますけれども、
こちらはポーランドの技師で学者のファーレンハイトさんにちなんでです。
記号の℉はファーレンハイトさんの綴り
FahrenheitのF。
華は漢字表記での頭文字だそうです。

全てはありませんが単位的なものは
殆どは人名(基本的に苗字です)が由来です。
電気での電流・電圧・電力の単位である
アンペア、ボルト、ワットも
その研究や解明に携わった人の苗字です。
放射能の数値で使われているマイクロシーベルト
シーベルトさんが由来となります。
ですから、仮に電圧の研究を
ボルトさんではくサトウさんが解明していたら
100万ボルトは100万サトウとして表されている訳です。

ただし、メートル・グラムやヤード・ポンドのような
長さや重さにまつわる単位には人名由来は殆どないそうです。
キロ、メガ、ギガやマイクロ、ナノといった
数を段階的に示す単位(?)
日本語でいう百、千、万、億、兆、京というものにも
人名由来は殆どないそうです。