アメフト選手の話

現地時間の2014.01.26(日)
アメリカ・ホノルルにてNFLプロボウルが行われました。
22−21でチーム・ライスの勝利。
日本時間の来週月曜日にはスーパーボウルがあります。
ようやく観戦できる・・・感慨深いものです、うん。

さて、プロボウルというのは
NFLでのオールスターゲームのようなものです。
従来はNFL,AFCNFL,NFC選抜対抗戦として行われてきましたが、
今回は元NFL選手の
ジェリー・ライスさん、ディオン・サンダースさん
の選んだ選手で編成された
チーム・ライス 対 チーム・サンダースでの対戦となりました。
このように人物を代表とした大会形式は
俺としてはいかがなものかという気もしますがね。

ですが、この2人はNFLの世界ではかなり有名な選手です。
ジェリー・ライスさんは
ワイドレシーバー(表記はWR、攻撃での捕手となるポジション)として
当時数多くの記録を打ち立て
ス―パーボウルでも3度勝利(3度のNFL制覇ともいえますね)
の経験がある選手です。
ディオン・サンダーさんはNFLスーパーボウル
野球のMLBワールドシリーズに出場した唯一の選手です。
そう、イチローさんとか松井秀喜さんとか
いろんなプロ野球選手の活躍がある、あのMLBです。
プロスポーツを2つも経験するなんてありえるの?
と思うかもしれませんが、少なからず実例はいくつかあります。
その場合で多くは野球からアメフトという流れです。
アメリカは自由の国と言われていますが、ここまで自由とはね。
アメフトはルール上、攻撃守備にそれぞれポジションがありますので
野球のように攻守両方に参加する必要はありません。
ポジションも野球の2倍以上あります。
ですから、一つの事に長ける、つまり一芸にさえ優れていれば、
アメフトはなんとかやっていけます。
ただ、競技的にかなり激しいんで怪我は本当に多いですがね。

日本のアメフトというのも運動系としては珍しく
何かの競技から転向して始めたり
始めた時期が遅めだったりした選手が結構多いんですよね。
サッカーや卓球は子供の頃からって選手ばかりですが、
アメフトの選手には高校、大学、社会人から始めた人なんて普通にいます。
(小中高でアメフト部が少ないのも理由かもしれませんけど)
出身競技では、野球・サッカー・ラグビー等でして、
卓球は・・・あまり例がないので探せばもしかしたらいるかもしれません。

第二、第三の競技人生として選ばれるもの
それがアメフトの知られざる一面、というお話しでした。